お見合いは所要時間30分から、長くて60分ということで、短時間でお相手の印象をキャッチするのはもちろん、相手に対して好印象を与える必要があります。
そこで人の感情を動かす会話術をご紹介します。
メラビアンの法則によると、人と人とのコミュニケーションは、言語情報が7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%のウェイトで影響を与えるという心理学上の法則があります。
その中でも重要になってくるのが、視覚と聴覚ですので、表情や声のトーンはとても重要ということです。
相手から目を見られずに「その服、春っぽくて素敵ですね」と褒められても「えっ?(本当に思っている?)」って思いますが、
逆に笑顔で明るい声で目を見て「その服、春っぽくて素敵ですね」と言われたら素直に嬉しいものです。
つまり表情や声のスピードやトーンによって、同じ褒め言葉でも受け取り方が大きく変わります。
相手の目を見ずに声のトーンも暗いと、相手に伝えたいものが全く伝わらず、更には自身の印象アップにも繋がらなくなります。
まずは相手に伝えたい言葉は表情と声のトーンを意識することが大切です!
会話術① 相手を相手以上に興味を持つ
初対面の人と打ち解けるには、相手のことを相手以上に興味を持ってコミュニケーションを取ることが大切です。
「人は自分に好意をもっている人を好きになる」ということがあります。
お見合いでは、「私はあなたに興味をもっています、あなたのことが色々知りたいです。」
ということを表情や言葉で精いっぱい伝えてみましょう。
具体的には、趣味や休みの日の過ごし方など踏み込み過ぎない程度にプライベートをお聞きしたり、
長期休暇はどのような過ごし方をするのかなど、お相手を結婚をしたときのことを想像しながら
「お相手の私生活に興味がある」ということを質問をしながら伝えていきましょう。
会話の内容も大事ですが、お見合いから交際に繋げるには、そのような気持ちを表情や言葉で伝えることが、相手と打ち解けるコツだと思います。
会話術② お相手を名前で呼ぶ
お見合いの短時間で、「お相手の名前を呼んだことが無い」という方がいらっしゃるかもしれませんが、
それは「相手に興味を持っていない」ということが伝わってしまうのはもちろん、
自分のことを認めてくれていないということになります。
どんなに緊張していても、自分の名前を呼ばれると、必然的に顔を上げて相手と目が合いますよね?
自分の名前を呼ばれるということは、実は特別なことなのです。
あなたが「◯◯さん、おはようございます」と名前とともに挨拶されるのと、
「おはようございます」と名前を言われずに挨拶されるのでは相手に対する印象は全く違うはずです。
相手は「自分のことを認めてくれている、大切にされている」と感じるはずです。
初対面でも相手の名前を会話に出すことで、相手の緊張もほぐれ、お互いに気持ちの良いコミュニケーションがとれることでしょう。
会話術③ 実は話の聞き方も重要
お見合いでは自分の話をする時間もありますが、相手の話を聞く時間も同じくらいあるはずです。
相手の話を聞いている際に、足や手を組んでいたり、姿勢が悪かったり、全く目を見て聞いていないとなると、
どんなに真剣に聞いていたとしても、お相手からはそうは見えません。
猫背で下を見ていたり、周りの違うものを見ていたり、スマホを見ているのは論外です。
お相手は 話す気がなくなります。
自分が話すときは、相手に話をしっかり聞いてもらいたいと思うはずです。
綺麗な姿勢で、笑顔で頷きながら聞いてくれると、嬉しくてもっと話したくなります。
逆に、綺麗な姿勢でも、真顔で頷きもしないで話を聞かれると
「つまらないのかな?」「私のこと興味ないのかな?」と不安な気持ちになります。
聞いている側の態度もコミュニケーションには大きく関係しているので、相手が話しやすいような雰囲気を作ることで、
相手は気持ちよく話せて、自分が話すときも気持ちよく聞いてもらえて印象もアップするはずです。