前回のコラムで、聞き上手は最強の武器!とお伝えしましたが、
今回は会話を弾ませる方法「Yes and…」をお伝えしたいと思います。
聞き上手は最強の武器!のコラムで「会話のキャッチボール」が会話を弾ませるので、
「どんどん質問もしましょう。」と「聞く」話から「会話」の話も掲載しました。
初対面の人との会話が苦手なタイプの方は何を質問したらいいの?と感じたかもしれません。
どんな会話をすると印象が良くなりお相手にとって好感となるかをご紹介します。
会話のキャッチボールとは、
何かの質問を受け止め(YES)答え、その上で話題を振り(AND)、また相手に答えてもらうということを繰り返します。
タイトルの通りYES ANDを繰り返して会話のキャッチボールが成立するということなのです。
会話を大切な要素2つに分けて考えました。
要素① 会話が繋がるYES AND
話の返事を2言以上で返しましょう。この意識を持つことが「Yes and…」なのです。
返事を「はい」か「いいえ」など必要な言葉だけで返してしまうと、そこで会話が終わってしまう可能性があります。
これは避けたいですよね。
「はい」や「いいえ」のあとにも、会話が続くような言葉を付け加えて返すようにしましょう。
例えば「そうなんですね。そういえば…」
「そうなんですね」と答えた上で、「そういえば…」と話を振っています。
相手に話を振ることで、また相手からも返事が返ってくるので、会話のキャッチボールをすることができます。
「はい。私の経験では…」というのも使えますよね。
「私の経験」を語ることによって会話を広げています。
「自分の話をすると嫌がられるのではないか?」と思われるところがありますが、やり過ぎなければある程度自分の経験などを話すことはとても良いことです。
相手からもなにか反応があると思うので、会話を続けることができます。
そして相手に何か質問した後は答えが返ってきますが、できればその返答によってさらに会話を掘り下げていくようにしましょう。
例えば、「お休みの日は何して過ごしているんですか?」と質問したとして、「家で本を読んだり映画を見ています」という回答が返ってきたとしましょう。
そこで「どんな種類の本ですか?」とか「最近見た映画はなんですか?」などと、相手の答えたことに対してさらに質問をすると会話を広げていくことができます。
また、話の分野に興味が無かったり知識が無かったりしても「初心者の私が読みやすい本ってありますか?」
という会話の広げ方もあるので『それは知らないや。』というだけで諦めてしまうのは勿体ないですよ。
ここで気をつけたいのが自分の興味があることについて話す時は、ついつい専門用語などを使ってしまうことがある、ということです。
相手の方がそれを知らない場合は理解できないので会話がスムーズにいかなくなってしまいます。
相手の返事が「はい」や「いいえ」だけになってきたときは話の内容を一旦切り替えないといけませんよね。
要素② 会話を盛り上げるリアクション
オーバーリアクションをする必要はありません。
しかし、自分も誰かに話をしたときに相手のリアクションが薄いと、興味ないのかなと思ってそれ以上話すのをやめてしまうことはありませんか?
リアクションが大きいと会話の内容を楽しんでくれていると感じますし、キャッチボールが上手くいきます。
大きめのリアクションはお互いに必要なんです。
そしてこのときに相手の表情をしっかり見ましょう。比較的会話のキャッチボールができていると思っていても、表情を見ているとあまり楽しそうではないこともあります。
逆に自分の表情にも気をつけて、楽しんでいることを表情からも伝わるように意識してくださいね。
表情はかなり意識しないと真顔になりがちです。楽しんでいても楽しそうに見えなければご縁は繋がっていかないのです。
表情も大きめのリアクションを意識しましょう。
好感を与える会話術というのは色々とありますが、完璧に話そうとしなくてもいいんです。
会話は楽しむことが大切なので、頑張りすぎずに。
会員様の会話が弾み心から楽しいと思える日々を見つけるためにこれからも精一杯お手伝いさせて頂きます。